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9週での繋留流産→完全流産の体験談を吐き出します

現在妊娠5週ですが、あんまり出血が続くので、以前流産したときの出血を思い出してしまっています。
反芻してたくないので、流産経験の記憶を書かせてください。(6年近く前の記憶なので、あやふやな所も多いですが)

自主安静(のつもり)で横になってると暇なんじゃー。

診断までは無症状

9週で稽留流産した前回の妊娠時は、妊娠5週か6週頃に心拍が確認できて、母子手帳をもらっておいでと言われて行ってきました。

この頃からつわりも始まって、だしが気持ち悪い、ご飯と肉があまり食べられない、野菜ものならまあまあ食べられる、むかむかするけど吐きはしない、という状態。

仕事は、座り仕事の割合を多くするよう意識しながら、何とかこなしていました。

おなかは全く無症状で、出血なし、痛みや張り感もなし。今と比べたらものすごい平和な状態です。
便秘だけは当時のほうが悪かったですが。

診断当日

次の受診日、妊婦検診初回。
初めての妊娠、ということで、旦那も付いてきてくれました。(結果これが大正解)

んで、先に私だけ内診室に呼ばれて、エコーを確認、したら、心拍が止まってシーンとしていたのでした。

この日は耐糖能の検査をするため、朝食抜きで病院に来ていました。
私は朝ご飯が抜けると力が出ないタチなので、この時もその場で悲しむ元気が出なくて、頭だけ冷静、って感じだった記憶があります。
素人目にも「これはもう生きてない」と分かるエコー画面でしたから、すんなりと納得はしたと思います。

確かつわりも数日前から、完全になくならないけど軽くなってたので、分かってみるとそういうことか? とも思いました。

その後、旦那とともに診察室で話を聞きました。
現在9週のはずですが、8週ほどの大きさで成長が止まっている、という話だったと思います。

で、この状態は繋留流産といって、全部子宮内にとどまってる状態です。
放っておくと、感染の原因などになりかねないため、処置をして出さないといけません。
まあ手術です。いわゆる掻爬手術。

とはいえ、そこまで急ぐものではないし、気持ちの整理や仕事の日程調整等あるだろうからと、数日後に再診して再確認&日程決め、となりました。

会計は妊婦健診ではなく、通常の保険診療になりました。

帰宅してから、旦那がお茶を淹れてくれて、とりあえずパンとか食べて胃袋が落ち着いたら、ようやく悲しくなってきた気がします。

再診・手術予定決めと、手術日まで

次の受診日、エコーを再度見て、やっぱり状況は変わらないねってことで、手術日を決め、術前検査など受けてきました。
前処置ありの全身麻酔なので、二泊入院、だったと思います。

相変わらず、おなかは痛みも出血もなく、うっすら気持ち悪いのも変わりなく。
仕事も普通に続けてました。かえって気が紛れて良かったと思います。

と、このまま粛々と手術へ向かうものと思っていたら、入院の二日前くらいだったか、うっすら出血が始まったんです。
最初は茶色いのが少々だったのが、だんだん赤くなっていったと思います。
びびって病院に電話したら、当直医(だと思う)に「流産したんだから出血が起きるのは当たり前、いちいち電話してくんな!」くらいの強さで言われてしまいました。
落ち着いて考えればその通りだと思いますが、ちょっとグッサリ。生理以外の出血って初めてだったんだもの。
で、その後だんだん出血量は増えますが、様子見していました。

完全流産当日

断続的に出血しながら迎えた、入院前夜。
翌日は午前仕事→午後から入院、の予定でいたので、今夜もちゃんと寝なければ、と思っていました。

が、夜になって腹痛が強まってきました。
これは中身が出てくる兆候、と今なら分かりますが、当時はよく分かってなかったのと、その瞬間は「寝ないと明日に障る」っていうのが頭を占めていました。(眠くて判断力が落ちてたかも)
で、生理痛に使ってるロキソニン飲んで、夜用ナプキン当てて、寝ました。

そしたら夜中、腹痛で目が覚めました。
ロキソニンを飲んでるにも関わらずの激痛。
そして、なにやらドクドク出血してる気配。
やばい、出る、と思って、ズボンを脱ぎ捨てながら慌てて風呂場へ。
洗い場に立て膝で腹痛に耐えていると、程なくして、腹の奥から「ドン、ドン」と衝撃を感じるとともに、大きな塊が出る感触がありました。
そして、腹痛はパタリと止まりました。

ショーツまでは脱いでなかったので、全部ショーツで受け止めてる状態です。
出たものを持って行くと多少の分析がある、と誰かの体験談で見た記憶があったので、そのためにも落としちゃならん、と思ってたはず。

で、ひとまず旦那を起こしに行きました。
あまりにもタプタプなので一人ではどうにもならず、一人で見る勇気も足りず。
風呂場へ戻ってショーツを下ろすと、まあ血の海でした。レバーのような大きい塊があるのと、白っぽい小さな塊もひとつ見えたのが印象に残っています。
ナプキンごとショーツから剥がし、ジップロックに移しました。とりあえず冷蔵庫へ。(このへんは妙に冷静)

すっかり冷えて血まみれの私が、シャワーを浴びてる間に、旦那がお茶を淹れてくれてました。

さて、明らかに受診が必要なんですが、こんな夜中に行くかどうかが問題です。
出血はまだあるものの、勢いはなくなってるし、腹痛もすっかり消えました。なんか落ち着いちゃって、我ながら緊急性が感じられません。

私は明日の仕事は休むとしても、旦那は受診の付き添いが済んだら出勤するだろうから、寝不足マックスにさせるのも悪いです。(と、気にできる程度には落ち着いてました)
あと、あまりにも眠いので(←夜に弱い)、緊急性がなければ夜中に出かけたくない・・・!

結局、30分くらい様子見て、出血が止まるようなら朝になってから受診、止まらないようなら病院に電話しよう、と決めました。
旦那は先に寝て、私も結局出血が落ち着いたので、その後寝ました。

完全流産翌日

朝になって、病院に電話しました。出血はほとんど止まっていたと思います。
看護師さんに繋がったので、経過を話すと、「様子見られたんですか!?」と驚かれ、たいそう心配されました。
夜モードの頭から目が覚めた今なら分かる、そりゃそうですよね。病院に駆け込むような出血量ですよね(汗)

この日は元々入院予定日でしたが、病院は休日でもあり、今ちょうど当直→日直の隙間で医師が不在とのこと。
○時(忘れた)になれば医師が来るので、落ち着いているならその時間に来てください、との事でした。

その後、旦那とそれぞれ職場に電話をして(私:午前から休む、旦那:遅刻する)、指定の時間に病院の時間外入り口に行きました。

入院予定日だったもんで、普通に入院手続きをされそうになって、状況が変わったことを説明。
産婦人科へ行き、日直医師の診察を受けました。
エコーの結果、子宮内容は完全に外へ出ており、追加の処置は不要と。
旦那に向かってガッツポーズしちゃいましたよ。

で、入院キャンセルで帰宅。
旦那は仕事へ、私は二度寝しました。

手術で引っ張り出されたくなくて、自分で出てきたんだな、と思えて、ちょっと泣きました。

後日談

流産明けに受診したとき、出てきたものも提出しましたが、変な組織(胞状奇胎とか)はなかったよ、と分かった程度でした。
繋留流産の診断から10日は経っていたと思うので、中で多少消化?もされてただろうし、そんなに詳しいことは分からないんだろうな、と勝手に思っています。(日数の問題だけじゃないかもですが)

流産後初回の生理は、びっくりするほど量が多くて、期間も長かったです。

普段は、二日目の一時期(6~8時間くらい)をピークに、4日~5日程度で終わります。
それがこの時は、二日目の最大瞬間風速を少し越えたくらいのが、延々5日間ほど続きました。栓が抜けたような出血で、普通用タンポン+多い昼用ナプキンでも、3時間と持たない事もありました。(子宮内で変な剥がれ方とかしたのかもしれません、今になって思えば)

で、さすがに受診するか、と思った矢先、ドバドバした出血はぴたりと止まりました。
全体の生理期間は8日ほどだったでしょうか。

その後は間延びする方の生理不順となり、やっぱり子供はほしいので数ヶ月後に受診したら、ホルモンバランスの崩れを指摘されました。(プロラクチンが高めでした。流産後になる場合があるそうです)
そして、薬を飲みつつタイミング指導を受け、だんだん不妊治療の世界に突入、という流れです。

長々書いてしまいました。
吐き出せてスッキリしたので、これで終わります。

※この流産の数年後がこちら↓ タイミング指導を受けている間に子宮筋腫が育ってしまいました。からの、手術体験記へ続きます。

※追記:結局、今回も流産という結果でした。意外と落ち着いてます↓