専門医の著書「不育症学級」を読んだら、気持ちがスッキリして前向きになった

「不育症学級」は、不育症研究・臨床の、最先端の先生が書かれた本です。
「不育症学級」表紙

びっくりするほど、これでもかと数字が出てきます。
確かな根拠で言っている、という安心感が半端ないです。
でもって、かなり読みやすいです。

これはすごい・・・!

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感想です

受精や妊娠は、そもそも確率で動いてるところが、たぶん沢山ある、と私は思っています。
この本は、それをまさに確率で語ってくれるので、目茶苦茶明快でした。

流産率って結構高い。2回くらいは運が悪かっただけ、かも

分かっていたつもりでしたが、徹底的に数字で解説されていて、目からウロコも落ちたのがこれ。

流産率は、どんなに若くても10%くらいはあるそうです。
連続で「育たない」のクジを引いちゃう事もあります。宝くじよりよっぽど確率は高いです。

そんな背景なので、2連続流産の時点だと、検査をしても6割くらいは異常なしの判定になるとか。
そして、次回妊娠に至る確率は8割を超えるとか。

だからって検査をしなくて良いかというと、ケースバイケースの所もあるかもしれませんが・・・
2回の時点での検査は、「異常なし」を確かめる意味が大きいと読んで、私はすごく腹落ちしました。
それならあんまり恐れずに、検査に進めます。

人間の生命力って捨てたもんじゃない

一方で、なにか要因を持ってると判定されても、それが即、不育の絶対的な原因ではない、ともありました。
なんだかんだいっても(治療しても、万一しなくても)、妊娠・出産する人はするらしいです。

すごいと思ったのは、理屈では流産率が高そうな染色体異常があっても、調査すると目を見張る確率で出産まで至ってる、という研究結果です。

読むうちに段々、不育症の疑いが付いたくらいでは何も悲観しなくて良いんだ、とか、
人間の生命力って何だかんだいってスゴイ、とか、
かなり気持ちが前向きになりました。
データってすごい!

不育症に興味のある人は、ぜひ読んでみてください

細かい話は、なかなか一度や二度読んでも理解し切れないですが・・・
さわりの部分や自分に関係ありそうな所、はしがきやコラムに顔を出すマインド面の話だけでも、読んでみると心持ちが違うと思います。
分野が分野なので、人間にはどうしようもない事も起きる現場ですが、「どうにも出来ない事に心乱れたら写経をしてる」とのコラムには、妙に共感しました。

と、以上はあくまで、私の主観で感想を語ってるだけです。
具体的なデータは、ぜひ本で読んでみてください。
人間が手を出しちゃダメな領域ギリギリを見極めて、一生懸命研究してくださってるのが分かると思います。

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