上の子を育てながらの2人目妊活は、家庭によって状況も考え方も様々だと思います。
私たちは、できれば2人目がほしい、と思っていました。1人目を授かるまで時間がかかったし、もうそんなに若くないので、「できれば早めにほしい」との思いもあります。
でも、自宅保育ではなかなか通院する隙がなく、自分たちでタイミングを取るのがせいぜいでした。良くも悪くも、上の子のときに採った卵子は使い切っていたので、また採卵からになるのもハードルでした。
そうこうするうち、5年前の採卵から始まって授かった上の子が、この春幼稚園に上がりました!これでやっと通院がしやすくなります。園生活が落ち着いた5月頃に採卵できればと思っていましたが、諸事情で4月に採卵することになりました。
幼稚園が始まって慣らしながらの通院です。どうなるか手探りでしたが、何とかなりました。
この記事では、2人目採卵までの、通院と登園のスケジュールをまとめています。採卵当日の所感はこちらです↓
5年ぶりの採卵、当日の流れと所感
事前検査で気になったこと。やはり時間の猶予は少なそう
前置きから書かせていただきます。
3月、入園に先立ち早めに事前検査を受けることに。懐かしい不妊治療クリニックを受診しました。
この時期は、旦那が休みの土曜日を選んで受診できたので、通院のスケジュール調整は楽でした。
問診・採血・エコーの結果、気になった点は以下3つ。
1.生理周期が短縮傾向
自分では意識していなかったのですが、ここ半年ほどの月経記録を先生と確認したら、生理周期が26〜28日程度でした。以前は28〜30日ほどだったので、明らかに縮まっています。
一般的に月経周期は、23歳で最も長く(平均30.7日)、45歳にかけて徐々に短くなり(平均27.3日)、その後再び長くなって閉経を迎えるそうです。また、高温期の平均体温は42歳を過ぎると下降するとか。なるほど、私も境目に差し掛かっているようです。
2.AMHが高め
AMH検査は、卵巣予備能検査とも言って、卵巣に残っている卵子の数を反映する数値です。私は40歳の平均値程度で、実年齢より数年高い数字でした。こちらもまた境目に差し掛かっています。
実際に卵巣もエコーで見たところ、育ちつつある卵胞は、左右あわせて5個程度(月経中に見ると、育ち始めの卵胞を観察できます)。たまたまですが、AMHの数値相応の個数でした(周期によって変動するそうなので、ほんとに偶然です)。これまた20代の若い方よりは、だいぶ少ないです。
3.ビタミンDの値が低い
これはおまけ程度の感覚ですが(おまけじゃないかもですが)、ビタミンDが欠乏症ギリギリの数値で、サプリメントを処方されました。冬場に日焼け止めを塗って過ごしていたから日光が足りなかったと推察・・・(汗)
ビタミンDは、受精と受精卵の育ちに関わるそうです。他にも銅と亜鉛を調べましたが、これらは基準値を満たしていました。
そして次周期、採卵へ
という感じで、主に「生理周期が縮んでる!」ことに衝撃を受け、採卵は早いほうが良さそうだと改めて思いました。
園生活が落ち着いた5月が良いかなと思っていましたが、ちょうど通院が多くなりそうな時期に、旦那が出張になりそうだと判明。
6月では、ちょっと先すぎる気がする・・・色々な状況も変わるかもしれないし・・・じゃあ4月!?やっちゃう!?
と旦那と話し、えいやと採卵に踏み切ったのです。
(一応3月後半、次の周期に採卵になっても良いように、排卵翌日くらいからプラノバールを飲んでいました)(次周期の卵胞の大きさを揃える効果があるそうです)
いざ、採卵へ!実際の通院・投薬スケジュール
4月。息子の入園式と前後して、採卵に向けた通院が始まりました。終わってみると、約2週間、のべ7回通院していました。以下にスケジュールをまとめます。
月経周期 | 曜日 | 受診時刻 | 受診内容 | 投薬 | 送り時刻 | 迎え時刻 | 送迎やりくり | |
4 | 土 | 14:00 | 採血、エコー | クロミッド内服(夕食後1錠) | ||||
5 | 日 | ↓ | ||||||
6 | 月 | ↓ | 9:00(入園式) | |||||
7 | 火 | 9:45 | エコー | ↓ | 注射(HMG) | 9:05 | 11:00 | クリニックに無理を言って早く診察してもらった |
8 | 水 | ↓ | 9:05 | 11:00 | ||||
9 | 木 | 9:45 | 注射のみ | ↓ | 注射(HMG) | 9:05 | 11:00 | (登園中の時間だけで往復可能) |
10 | 金 | ↓ | 9:05 | 11:00 | ||||
11 | 土 | 14:30 | 採血、エコー | ↓ | 注射(HMG) | パパ休み(休日出勤を日曜と代わってくれた) | ||
12 | 日 | ↓ | ||||||
13 | 月 | 10:00 | 注射のみ | ↓ | 注射(HMG) | 休園 | パパ有休(休日出勤の代休をここに入れた) | |
14 | 火 | クロミッドここまで | 9:05 | 11:00 | ||||
15 | 水 | 9:45 | 採血、エコー、採卵の説明 | ブセレリン点鼻(23時、24時) | 9:05 | 11:00 | 迎えをパパ担当(迎え時刻から昼時間帯まで中抜け)(私が12:05頃に帰宅してバトンタッチ) | |
16 | 木 | ボルタレン座薬(15時、23時) | 9:05 | 13:00 | ||||
17 | 金 | 8:50 | 採卵 | 9:05 | 13:00 | 送りをパパ担当(時差出勤) |
5年前に採卵したときは、子供がいなかったので自由に通院していましたが、今回は園の送迎時刻と旦那の仕事を見比べながらのスケジュール調整です。
同じ通院でも、採血の結果待ちや説明を聞くため1時間半以上かかる日と、注射だけなので早いと10分!という日が混在しています。どの日にどれくらい時間がかかるか、少しでも事前に把握できたら楽だと思いました。
先生の診察があった5日間の通院記録を、以下にもう少し詳しく書きます。
4日目(土)
採卵周期における1回目の受診。月経中に行きました。
ホルモン採血と卵巣エコーを確認して、クロミッド内服開始。
次回の受診は周期7日目、その次は11日目になりそうとの見込み。
7日目(火)
2回目の受診。
幼稚園の迎え時間が、想定より30分早いことが前日に分かり、さっそくやりくりが壁に突き当たりました。旦那の仕事調整も難しく、診察内容的に無理なら、今回の採卵は白紙に戻すか、とも考えました。
結果的には、病院に事情を話したらエコーと診察を早めてもらえましたが、急かすのはミスの元なので、本当に良くないです。また、採血がある日だと結果が出るまでに時間がかかるので、やりくりは難しかったかもしれません。
卵胞の育ちが予想よりゆっくりとのことで、次の受診は13日目を指定されました。が、11日目とばかり思っていて、旦那がカバーに入れるかどうかを聞いておらず、確実に受診できる11日目にしてもらいました。
その後、注射を受けて、お迎え時間に無事間に合いました。
病院に一番無理を言った日になりました。(帰宅後、旦那がフォローに入れる日時を全部聞きました)
11日目(土)
採卵周期における3回目の受診。ホルモン採血とエコーの結果、採卵日の見込みが立ちました。
早くても17日目。あるいは18日目。20日目までずれ込むことはないだろう、との見立てです。
15日目(水)
この日もホルモン採血とエコー。ここで採卵日が決定しました。
採卵当日の説明、点鼻薬と座薬の説明、採精についての説明。
時間がかかりましたが、旦那が息子のお迎えをして昼食を食べさせ、時間を稼いでくれました。
17日目(金)
採卵!朝一番に集合でした。よって幼稚園の送りは旦那担当。
迎えは、お弁当が始まっていたので昼過ぎ。採卵が終わってからで十分間に合いました。
採卵当日の流れや体調については、こちらの記事で詳しく書いています。
通院にあたって最優先したことは
採卵にあたり、最優先していたのは「子供の送り迎えを厳守すること」でした。ここを守ることは、子のメンタルの安定にも、園との信頼関係構築にも関わります。
旦那の仕事は、前述の通り、色々と調整してもらいました。時差出勤にして送り担当、中抜けして迎え担当など。
事前に「どの時間帯なら遅刻や中抜けが可能か?」を全部出してもらって、診察時に言われる受診日とにらめっこしてスケジュールを決めると調整しやすかったです。最初から通院予定期間の全日を聞いておけば良かったな。
結果的には4日間、旦那に仕事を調整してもらいましたが、子供が園に行ってる時間があると、完全自宅保育よりは断然やりやすかったです。
また、旦那の送迎の練習になり、園の先生と顔を繋ぐことができたのも良かったと思います。期待通り妊娠できたら、調整が必要な場面はもっと増えるでしょうから。
通園の様子。ここがうまくいったから乗り切れた
息子は、最初は「幼稚園イヤ」と半泣きの朝もありましたが、2週目からはかなりスムーズに登園・降園ができました。このおかげで採卵ができた、と言い切れます。まずは楽しく通えるようにと、先生方がよく見てくださっているようで、頭が下がります。
ひとつ困ったのは、延長保育ができなかったこと。親の用事やリフレッシュの際に、降園時間以降まで預かってくれる制度で、入園した翌週から使えると楽だったんですが、うちの子ははまだ厳しいといわれました。
代替手段が頭を駆け巡りましたよね。ファミサポ、民間シッター、一時保育(幼稚園と併用可能ならば)、ママ友(いれば)、義母、旦那に無理言って相談、病院に無理言って相談、、、
結局は旦那の仕事が調整でき、家族の中だけで回せました。
病院にも少し無理を言いました。(7日目の受診日)
慣らし保育中の採卵は、ある意味正解
幼稚園の始まりの時期は、親も園も、まずは一生懸命預けよう・預かろうとします。
一方で、まだ預かり時間が短く、風邪などもらってくる可能性は低めと期待できます。
そんな時期に採卵をねじ込んだのは、ある意味正解でした。
でも、賭けではありました。
親も園に慣れるのと並行してなので、気疲れします。
息子が「幼稚園イヤ!!」になってしまって、預けられず通院不可能になる可能性もありました。
とはいえ、病気をもらったりして日程が崩れる可能性はいつでもあるから、いつでも賭けなんですよね。思い切って「採卵する!」と決めてしまえば、それに合わせてなんだかんだ調整はできる、ということも、今回は体験できました。
採卵当日の流れや体調については、こちらで書いています。
培養結果が出ました↓