不妊治療・妊娠出産・乳がん https://pregnantlog.solaniwa.net 元病院薬剤師の私的覚え書き Sun, 17 Mar 2024 08:46:25 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.1.5 https://pregnantlog.solaniwa.net/wp-content/uploads/2018/08/cropped-maru_512-100x100.png 不妊治療・妊娠出産・乳がん https://pregnantlog.solaniwa.net 32 32 乳がん(たぶん)が見つかった。しこり発見から確定検査までの顛末 https://pregnantlog.solaniwa.net/2024/03/breast-cancer/ Sun, 17 Mar 2024 07:34:12 +0000 https://pregnantlog.solaniwa.net/?p=8548 先日、初期の乳がんらしきものが見つかりました。まだ確定前ですが、検査画像を見る限り、まず間違いない感じです。

乳がんは、女性のがんの中ではダントツで多い身近ながん。近年では9人に1人がかかるといわれます。

とはいえ、自分がなると、やっぱり少し驚きますね。小さいうちに見つけられたので、おそらく手術で取りきれるかなと思っています。早期発見すればほとんどが治るのは、乳がんの特徴です。

この記事は、私が胸にしこりを発見してから、確定診断のための組織検査を受けるまで、約1カ月の記録です。内容は、受診・検査の記録、思ったこと、調べたこと、息子(4歳)への説明などなど。気持ちが落ち着いているうちに、ざっと書いておこうと思いました。

かなり長いので、目次を見て拾い読みしてくださいね。

0日目:左胸にしこりを発見

最初にしこりを発見したのは、2月中旬の某日、入浴時でした。何の気なしに左腕を上げたら、鏡に映った胸に膨らみが見えたのです。

触ると割と硬い。一瞬で「これは最悪の場合乳がんですね?」と頭を駆け巡りました。

とりあえず旦那に言って、近いうちに病院で診てもらうことにしました。

このとき生理周期的には、低温期→高温期に切り替わるところ。胸が張っておらず、しこりが見えやすい時期です。

1日目:乳腺外科クリニックを予約

翌日、なるはやで診てもらうべく、手頃なクリニックを探しました。

乳房の異常で受診するのは「乳腺外科」。婦人科ではありません。
乳腺組織は、子宮・卵巣と違って男性にもあるため、乳がんも婦人だけの病気ではないのです。女性が圧倒的に多いのは事実ですが。

近所の内科クリニックでも乳がん検診をしているとのことで、診てもらえそうですが、得意なのは消化器の模様。
隣の駅に見つけた乳腺専門クリニックの方が、話が早そうでした。

2日後の午後とかも空いてたんですが、幼稚園の都合で1週間後に予約。ついでにweb問診も入力(先進的です)。しこりの位置や大きさ、気づいた日、乳がん検診の経験、これまでの病歴や生理周期などを入力しました。

意外と気づかないものだ(発見後すぐの所感)

私は風呂では手で体を洗う派なので、体に変化があればキャッチできるつもりでいました。
でも今回の件で、意外と気づかないもんだと分かりました。(触ってではなく、見て発見しているので)
平日は息子と一緒に入浴しているため、思ったより気が回っていなかったのかもしれません。

気づいてみれば、左胸が何となく苦しい感じや、左脇に違和感がある気もしてきます。
でもそれぞれ「高温期特有の胸の張り」や「息子を自転車に乗せ下ろしして、腕から背中がバキバキになってる一環」だと思ってたようです。

分かんないですね、マジで。

7日目:乳腺外科クリニック初診

さて、乳腺外科です。
院長は外科と乳がんの専門医で男性、その他のスタッフはすべて女性。院内に検査設備が整っていて、簡単な生検まで行えるクリニックです。

問診、触診って何するの?

まず医師による問診、触診がありました。

問診はWEBから入力しておいたので、しこりの詳しい様子など数点確認されただけです。

続いて触診。乳がん検診の場合はオプションみたいですが、私は症状有りなので受けました。

上半身を脱いで横になり、首、腕の付け根、乳房を触診。
リンパ節の腫れがないかと、私が申告したしこり、そして他に触れるしこりがないか確認していたようです。
ここで気になる点があれば、次のエコーに申し送りされるのでしょう。

診察後はケープ型の検査着を着て、次の検査を待ちます。さすが専門クリニック、乳房が見やすい検査着! 着てきた服は、貸してもらった袋に詰めて、ロッカーへ入れました。

待っている間、壁に貼られた読み物を見て、私のは「線維腺腫」ぽいなと勝手に考えていました。
20〜40代に多い、触ると動く、大きさは1〜3㎝程度が多い、痛みはあまりない、といった特徴が当てはまります。

乳房エコーってどんな感じ?

順番を待って、女性技師によるエコー。しこりのある左胸から開始しました。
見る側の肩甲骨の下あたりにタオルを挟んで、体を傾けた状態で検査していきます。

左側を検査中は画面が見えていて、しこりの大きさを何度か測っているのも分かりました。妊娠中のエコーと同じような画面ですよね、懐かしいです。
モードを変えて血流も見ていたようでした。

右側を検査中は、画面が見えない姿勢。
でも、一点を丁寧に見る様子はなかったので、何もなかったのかな?とは思いました。

 

乳房エコーで最も落ち着かないのは何か、も体感しました。

機械の滑りをよくするために、検査部位には温めたジェルを付けてくれますが、あっという間に冷えてきちゃって、少々鳥肌が立ちます。乳首も含めて皮膚がきゅーっとなります。

その状態で、バストトップの真下も検査するため、エコーを当てられます。
検査のためとはいえ、乳首の上をエコーが通ると、何とも落ち着かない気持ちになります。

院長(男性)がエコーを行う場合もあるそうですが、女性技師を指名することも可能だそうで、このためか…と勝手に納得してました。

マンモグラフィってどんな感じ?

次は女性技師によるマンモグラフィ。乳房を機械で挟んでなるべくぺったんこにして、X線で撮影する検査です。

こちらは何もない(と思われる)右を先に行いました。片側につき、水平と斜め(垂直に近い)、2回挟んで撮影します。結構痛いけれど、耐えられるレベルでした。
左のしこりを挟まれたら痛いかも、と思っていましたが、右とそんなに変わりませんでした。どっちも痛い。

マンモグラフィも、姿勢と胸の位置を調整するため近くで触られるので、女性技師の方が落ち着きます。

クリニックに着いてから40分ほどで、問診から検査まで終わりました。

検査専門クリニック紹介へ

最後に、医師から検査結果の説明です。

左胸のしこりは、画像を見る限り良性の気配がする、とのこと。エコーでもマンモグラフィでも、黒い影として映っている感じです。

問題は右胸。上外側に「石灰化」が見られ、良性か悪性か気になると。マンモグラフィで、白い細かい点々が見えていました。

どちらも何らかの生検をしたいけれど、良性ぽいか悪性ぽいか当たりをつけてから行う方がよい。というわけで、MRI検査へ行くことになりました。

生理周期と旦那の仕事予定をにらみながら、検査を予約。
逆側か!そうくるか!と、我ながら展開にドキドキしています。

13日目:MRI待ち中の所感

生理周期の関係で、MRI検査まで2週間ほど待つことになりました。胸がしぼんでいる低温期の方が、病変が見えやすいのです。月経開始から5日目〜12日目に撮影するのが、ベストのタイミングなのだとか。

しこり発見から13日目、予測通り月経が始まって、MRIも予約通りでOKと確定しました。

まだあまり心配していない

しこりを見つけてからここまで、わりと気持ちは落ち着いています。最悪のパターンは乳がんですが、いうて多くても1~2割くらいの確率よね?と思ってます。

「もしかして!?」と考えて外れたときの疲労感を、妊活中に結構味わっているので、私の脳みそには「考えすぎない体制」が構築されている可能性もあります。

それか、妊娠=うれしいこと、乳がん=かなしいことなので、かなしいことはあまり起きない、という心理バイアスが掛かってるかもしれません。

子どもにも言ってない

まだ4歳の息子に何を言える状況でもないので、受診に行くときは「お仕事行ってくるね!」「病院行ってくるね!」などと適当に言っています。
不妊治療に通っていたときも「病院でちっくんしてくる」などと言って、旦那に託して外出したりしてたので、特に不安もなく受け入れてるみたいです。

子どもへの対応は、何も考えてないわけでもなく。「乳がんで治療が追いつかなかったら、息子と触れ合える時間がだいぶ限られるな」「手術適応だったら、入院中の生活やりくり、どうするかな」とかは少々考えてます。
働いていた頃に会った患者さんたちのことも思い出しました。

私は全体像を把握して、あり得るリスクも把握できると安心するタイプ。この性格に忠実に、調べるべきは調べてます。
でも考えすぎると気持ちが沈むので、よく寝て、仕事もちゃんとやる(今はフリーで在宅ワーク)、という感じです。

19日目:造影MRI(紹介状あり)

さて、検査専門クリニックに来ました。もし息子が風邪をひいても受診できるように、夫が休みの日に予約しています。

MRIやCTのような、大きい・重たい・高価な機械は、個人クリニックにはなかなか置けないシロモノ。検査専門クリニックはありがたい存在です。

先に診察&腎機能検査

問診票を記入後、最初に医師との話がありました。どのような症状で来たのか、造影剤でアレルギーの経験はないか、など。
私は子宮筋腫の時に造影MRIを受けているので、特別なことはないと思っています。

注射した造影剤が、スムーズに尿中へ排泄されるためには、腎臓が健康でないといけません。というわけで腎機能検査も行いました。(健康診断で検査してれば、その数字を見せれば良いようですが、私はここ数年調べていなかったので)
結果、問題のない数値でした。

腎機能検査は、糖尿病の血糖測定みたいに、血液を付けると30秒くらいで結果が出る検査キットで行いました。便利便利。
造影剤を流す点滴ルートを取るときに、ついでに少し血を抜いて検査しました。

造影剤は、調べたい胸と逆側の腕から入れるのが通常だそう。
私は両胸に病変がありますが、今回は右胸の方が気になるため、左腕にルートをとりました。

胸を撮影しやすい姿勢とは

MRIはうつぶせで撮ると聞いていたので、胸が潰れた姿勢でやるのかしら??と思っていましたが…

検査室に入ってみたら、胸の所だけ穴があいた台がセットしてありました。なるほど、一番つぶれないで撮影できる姿勢…!
顔の部分も、マッサージ店でうつぶせに寝る時の台みたいに、円形になっていて苦しくありません。

撮影中は深呼吸はダメ、静かに呼吸するべし、と指示されました。胸をなるべく動かさないための注意です。

なんでこんなに音が出るの、MRI

MRIは、撮影中に大きな音が鳴るのが特徴的です。今回も、ジェットコースターの出発合図みたいな「ビーーーー」とか、工事現場みたいな「ガガガガ」とか、いろんな音が突然鳴り始めてはすぐ止まったり、しばらく続いたりしてました。時には寝ている台まで振動します。

遮音のためのヘッドホンを付けてくれましたが、完全に遮れるものではなく。突然「ビー」とかいうと、かなりビビります。一定のリズムで音が続いてるときは、やかましいなりにうとうとできるんですが…

 

どうしてこんなに音が鳴るのか?

MRIの構造というのは、ベッドを囲むように、巨大な磁石とコイルが配置されています。このコイルに電流を流して、磁場を変化させることで撮影するのですが、この時どうしてもコイルが振動するそう。「フレミングの左手の法則」で分かる方もいるかもしれません。

電流を流すとコイルが動く原理は、電気でモーターを回すとか、微細な振動を起こしてスピーカーから音を出すとか、そういうことにも使われています。

 

だそうですが、コイルがどう動いたらこんな激しい音がするのか、正直想像しきれませんでした。面白いけどウルサイ。

ともあれ、造影剤なし→造影剤ありと撮影が進んで、無事終了。
結果は翌日以降に取りに行くか、有料でクリニックへ直送してくれるとのこと。ちょうど旦那が仕事ついでに寄れる場所だったので、受け取りを頼むことにしました。

26日目:乳腺外科クリニックで結果返し

MRIの結果は、翌週聞きに行きました。この日も旦那が息子を引き受けてくれています。

右側が悪性疑い

結果としては、以下のとおりで、右側が要精密検査となりました。

  • 左側 カテゴリー3=ほぼ良性
  • 右側 カテゴリー4a=悪性疑い

非浸潤の早期の乳がんの可能性があり、組織を取って詳しく調べる「生検」の必要があるとのこと。

総合病院へ紹介となった

そんなわけで、総合病院へ紹介されることになりました。

今回言っている生検は、ボールペンの芯くらいの太い針を刺して組織を取る「針生検」。
しこりを狙って針を刺す際、エコーで見えれば簡単ですが(機械が)、よく見えなければ、マンモグラフィ的な機械で挟んで透視しながら針を刺す「ステレオガイドマンモトーム」になるかも、との説明でした。

ステレオガイドマンモトームの機械は大変大きく、持っている病院が少ないそうです。もちろん今回の乳腺外科クリニックにも無いので、持ってる病院へ紹介です。

生検をして、乳がん確定なら手術。
左胸のしこりも、良性だけど大きいので、手術を勧められるかも、とのことでした。
右の決着をつけるのが先ではありますが。

28日目:総合病院初診(紹介状あり)

MRIの結果を聞いた2日後、総合病院を受診しました。

初診の枠は週2回午前のみ、しかも予約不可で待ち時間が読めない!

幼稚園が春休みに入るのと、旦那が異動を申し渡されるかもしれない時期で、この日を逃すと次に行けるのは数週間後かも、というタイミングでした。
ナイス滑り込み。

待ちが!長い!

さすが1日1,000人以上受診する大病院。待ち時間が長いです。
初診受付では、紹介状や保険証を提出してから呼ばれるまで、45分ほど。
乳腺外科では問診票を提出後、呼び出しシステムから「あと6人」の通知が来るまで1時間少々、そこから更に1時間ほど待ちました。

この日の乳腺外科は、初診・再診合わせて、特別患者さんが多かったみたいです。事前に分からないから仕方ないのですが。

 

最初は待合いで本を読んでいましたが、集中力が続かなくなり、

途中で院内売店へ抜け出してお昼を食べ、

その後もソワソワしながら、目を閉じて若干寝たりしながら待ってました。

完全に待ちくたびれました。

MRI画像を見せてくれた

紹介状の宛先は、乳腺外科のトップの男性医師でしたが、私は若手の女医さんに割り振られました。
診察室に呼ばれてからは早かったです。

まず大きい画面でMRI画像を見せてくれました。
右胸に、造影剤を取り込んで真っ白に写っている、8mm弱のかたまりがあります。素人目にも、光ってはならない場所が光っている、要精密検査、という印象です。8mmでは皮膚の上から触っても分からないだろう、とのこと。
左側の2.5cmのしこりはツルッとした輪郭で、造影剤の取り込みはありませんでした。

右側は、これまでの検査で精密検査の条件はそろっている、とのこと。
「エコーで見えそうなので、今ここで生検どうですか?」と誘われました。
診察室に入って数分でこのお誘い、展開が早くて笑います(判断が速い先生かっこいい)。

時間的に、幼稚園の迎えに間に合うかが気になっていましたが、生検自体は10分ほどで終わるとのこと。
大きく遅れることはなさそうなので、検査に同意しました。

その場で針生検

さて、生検です。
上半身を全部脱ぎ、診察室のベッドに横になって処置を受けました。

まず麻酔の注射。抜歯前の麻酔のように、乳房の内側に何カ所か注入されたようです。細い針のようで、さほど痛くありません。

その後、麻酔の効きを確認してから、いざ生検。脇の方から太い針を刺して、目的の部位まで進めていきました(見てないけど)。
最短距離で刺すわけではないんですね。患部直上はエコーを当てるから、かしら。

1分〜数分ほどで針先の位置が決まったようで、組織を切り取る作業へ。機械の音が何度かしました。
引きつれるような変な感じもしましたね、吸引だそうなので引っ張られる感じというか。変な感じはするものの、痛みらしい痛みはありませんでした。

針が抜けた後、看護師さんが止血のために押さえながら、傷が落ち着くまでの注意を伝えてくれました(後でプリントもくれました)。
しばらく圧迫後、少し血だまりができていたようで、医師がエコーで出血の状況を確認。問題なしとのことで、ガーゼ+テープで圧迫して終了しました。

 

この日はブラトップを着ていたので、処置後このまま着るの?締めつけるけど平気?と少々迷いました。
が、創部を締めれば圧迫止血を助けるから、むしろ良いことと思えます。そして、着ないと反対の胸が落ち着きません。

試しにガーゼ+テープの上から着てみたら、割と普通に着れたので、聞きもしないでそのまま着替えちゃいました。
ホックで留めるブラとかは着にくい気がするので、気楽に相談したら良さそうです。

結果は2週間後

病理検査の結果は、2週間で出るとのこと。幼稚園は春休みに入っていますが、ちょうど旦那が半休を取れそうなので、最短で予約を取りました。

この日に診断確定、さらに治療方針も聞くことになりそうです。

生検後の痛み・注意点(重い物を持たないなど)

圧迫止血のガーゼとテープは、今夜はそのまま付けておきます。翌朝に外してみて、出血がなければ普通の絆創膏に替えて良いそうです。

今夜は濡らさない&右手で重いものを持たない、3日後までは傷口を湯船に浸けない。腫れ上がったり再出血などがあれば、まず電話相談を、と言われました。

 

会計を待ちながら、徐々に痛みが出てきました。全然耐えられるけれど、地味に削られるレベルです。10段階だと3〜4くらい。
帰宅後、痛み止めを飲みました。(ロキソニンを処方してくれましたが、頓用で5錠だけなので、たぶん市販の方が安い。と勝手に判断して、手持ちの市販のロキソニンを使用しました)

寝る前には、痛み止めがなくてもまあまあ平気でした。
ただ、ガーゼが邪魔で少々寝にくいです。(腕の置き場所に困るのと、ガーゼを下にするとゴロゴロして寝られません)

息子(4歳)への説明

さて「重い物を持たない」とのことで、息子を自転車に乗せ下ろしもできません(時々甘えて「ママやって」と言われる)。

迎えに戻るバスの中で、どう伝えるか考えました。

自転車で帰るときは「腕が痛い」

正確には「腕を動かすと胸の生検部位が痛い」のですが、そんな細かいことを言っても分からないので、まず「腕が痛い」と説明します。

  • 今日~明日、自転車のチャイルドシートには自力で乗り降りしてほしい
  • ハンドルを握るときに力が入りにくいので、ゆっくり安全運転で帰る

と伝え、分かってくれたようです。

お風呂前に「でっかい注射をしてきた」

お風呂はいつも息子と入っているので、入浴できないことも伝えなければいけません。

「じつは病院に行ってきた」
「先生に、でっかい注射をしましょうと言われて、打ってきた」
「でっかいガーゼを当ててあるから、今日はお風呂に入れない。洗ってあげるね。私も足と顔は洗うよ」
「ガーゼ、笑っちゃうほど大きいよ。見たい?」

という感じで話しました。

 

風呂で息子を洗う際、上半身ブラトップになって、右胸のテープも見せました(見たいと言われたので)。幅広のテープで右胸が全部隠れるくらい覆われているので、あまり生々しさはないです。

あらためて見ると、ガーゼが大量に当ててあって、私も笑えてきちゃいました。そしたら息子も「めっちゃでっかいね!?」と笑っていました。

「おふろが広くて、今日はラッキー」とも言ってましたね。ひとりでバタ足したりと満喫した模様。
でも、明日は私と入りたいそうです。

29日目:生検後1日目

ここからは、生検後の様子と、調べたこと・考えたことをつらつら書いていきます。

自転車・重い荷物は平気に

生検の翌朝には、右手で物を持っても、当日のような痛みはなくなっていました。

自転車のハンドルも普通に握れて、怖さがないです。

圧迫止血のガーゼを取った

息子を幼稚園に送った後、鏡を見ながらテープ&ガーゼを剥がしました。ガーゼをたくさん当てて、肌色のテープで十文字にがっつり留めてありました。

このテープはかなり強力だそうで、はがすためのリムーバーももらっていました。テープをめくりながら、皮膚にくっついている部分をリムーバーで擦ると、あまり抵抗なく剥がせて感動。

しかしリムーバーが途中で乾ききってしまいました。続きは手指消毒用アルコールをガーゼにしみこませて擦ってみたけど、これでは取れにくかったです。

全て剥がしてみると、針を刺した創部から生検部位にかけて、内出血で打ち身みたいになっています。創部は小さい穴が開いたみたいになっていて、しげしげ見るのが少し怖いです。

傷口自体は、一般的な絆創膏でじゅうぶん隠れる小ささ。普通の絆創膏を貼って保護しました。

30日目:生検後2日目

傷口は落ち着いている

生検した場所は、青たんが縁から黄色くなってきていて、治ってきている気配です。少しかゆい。
たんこぶみたいな膨らみもありますが、そのうち吸収されると思います。

傷口は落ち着いてる模様。入浴前後に絆創膏を貼り替えていますが、腕の上げ下げで皮膚がよく動く場所なので、おさまりが難しいです。

乳がんの小冊子を入手

図書館に行ったら、国立がん研究センターが作った小冊子が置いてあったので、一冊いただいてきました。
ここで初めて、乳がんの診断から治療までの全体像を把握しました。今まで、乳がんの治療薬については知っていましたが、治療全体の流れは詳しく知らなかったのです。

乳がんを部分切除した後は、放射線治療が必須らしいことも知ります。しかも平日5日間×4〜6週間、びっちり通う必要があるとのこと。

治療期間の子どもの預け先は、みんなどうしてるの?元気なら幼稚園で良いけど、風邪を引いたときは?
胸の皮膚が弱るとブラトップなど擦れて痛そうだけど、どんなもんか?

などが気になります。

31日目:生検後3日目

生検した所がかゆい!(治りかけの症状)

昨日よりも更に、あおたんの周囲が黄色くなって、直りかけの風情。モゾモゾと地味に痒く、時々かきむしりたくなります。

刺し傷への絆創膏はもう要らないかもしれませんが、何となく落ち着かないので、今日も入浴後に貼り替えました。明日から湯船解禁なので、絆創膏も今日までにしようかと。

乳がんの治療について調べている

ほぼクロだと思っているので、気持ちと仕事が落ち着いているうちに、引き続き調べています。

手術は必須

まず、乳がんの治療は、手術でがんを取り除くのが基本だそうです。転移が無ければ。

がんがある程度大きい場合は、手術前に抗がん剤で小さくすることを試みるようですが、

私の場合はまだ小さく、おそらく転移もないので、

  • 部分切除+放射線
  • 全摘(放射線なし)

を選択できるのでは、、と思います。

部分切除なら放射線も必須。全摘とどっちが良いのか

手術で切除するのは、乳房の中に詰まっている「乳腺組織」。部分切除の場合、乳がんと周辺だけを切り取るため、乳がんから離れた部分の乳腺組織は残ります。
この部分に再発の可能性が否定できないため、放射線を当てて再発を防ぎます。

気になるのが、放射線治療のスケジュール。
平日5日間×4~6週間、休みなし。
途中で休んでしまうと効果が弱っていくので、できる限り通い続ける必要があるそうです。

が、わが家は頼れるばあばなどが近くにいないので、子どもが風邪を引いたとたんにやりくり困難になる恐れがあります。

放射線治療では、倦怠感が強く出る場合もあるらしく、それで送迎や仕事ができなくなれば、私の気持ちもしんどいかもしれません。子どもにも心配をかけます。

再発の可能性は低いとは思いますが、乳腺組織を残す以上、リスクはゼロにはなりません。スッキリ全摘したほうが気が楽なのでは、と思ってしまいます。

自分の中で、片乳とバイバイすることに折り合いが付けば、迷わず全摘で良いのでは?
などと思いつつ、風呂で息子が遊ぶのを見ながら、授乳時代を思い出すなどしていました。

抗がん剤は状況によるみたい

抗がん剤を行うかどうかは、がんの性質や、転移有無などの状況によるようです。
通院は、放射線よりは間隔が空くので、楽なはず。
副作用は、薬によって様々です。

がんの性質は、病理診断を待たないと全然見当が付かないので、考えるだけ疲れるから大人しく待ちましょう、って感じです。
転移についても、検査が必要と判断されれば調べることでしょう。

オンライン患者会

もし全摘したとして、温泉とかではタオルで少し隠して歩けば気にならないのでは、と思います。私は気にしないタイプだと思います。子宮筋腫の手術跡も、帝王切開の跡も、あまり気にせず暮らしてきました。

普段の生活では、服の上からの見た目的に、パッドとかを入れときたいものです。どこかに絶対良いものが売ってる気がします。

こういう生活面での知見は、先輩患者さんが頼りになります。WEB上に患者コミュニティを見つけて、掲示板をチラチラ見させていただいてる所です。

全摘と部分切除で再発率が変わらない場合もある、そうすると部分切除の方が後々の生活が楽、という体験談も見られて参考になります。

中間まとめ(32日目):とりあえず結果待ち(ほぼクロだけど)

ともあれ、とりあえず、あと10日ほどは確定診断待ちです。
MRIでの見た目的に、ほぼほぼクロなので、「がんかどうか」よりも「どんな性質のがんだろうか」「治療はどうなるだろうか」というあたりが気になるところ。
最初にしこりに気づいてから、1カ月で生検にたどり着いているので、だいぶスピーディーに進んでいる方だと思います。

一般的な情報では「何割の人が~」とか「確率は~」とか言うけど、個々人では限りなく0か100なんですよね。自分に当てはまるか、当てはまらないか。
総合病院の先生を見習って、なるべく必要なことだけを見て判断していきたいものです。

今調べられる情報は、だいたい把握したと思うので、しばらく違うことを考えていようと思います。

 

参考:「乳がん 受診から診断、治療、経過観察への流れ」第3版(2020年7月初版発行)国立がん研究センターがん情報サービス
※Web上や病院、図書館等で入手できる無料の冊子です

]]>
不妊治療、もうやめてもいいかなって思った話 https://pregnantlog.solaniwa.net/2024/03/quit-fertility-treatment/ Fri, 15 Mar 2024 21:28:34 +0000 https://pregnantlog.solaniwa.net/?p=8538 久しぶりの更新になりました。
当初は再度採卵に挑戦するつもりでしたが、最近は「昨年まあまあ頑張ったので、もういいかな」って気持ちになっています。

って話を、だらーーっと書きます。

 

まず、昨年末の状況の振り返りから。

10月は、タイミングが合わなくて採卵できませんでした。これは前回の記事に書いたとおりです。

11月、家族で風邪をひき、月経中に受診できず。

12月、幼稚園が冬休みに入る関係で、通院のやりくりが困難のため受診を見送りました。

こんな中で、自分の体調と園の予定と旦那の予定、全て睨みながら調整する負担と、授かる確率が見合わなくなっている、と感じるようになりました。

 

卵巣エコーで見える卵子の数が、息子を妊娠した頃と比べて見るからに減っています。
春に行った体外受精も、以前ほどの結果ではありませんでした。
AMHも、年齢よりは低い数値です。

この状況を押して、高いお金を払って続ける気力が、足りなくなってきてしまいました。

息子に赤ちゃんを見せてやりたい願望はあります。でも、一人っ子でもウサギがいるから、人間3人だけよりは楽しく暮らしていけるかな、とも思うのです。
ウサギの寿命は人間よりだいぶ短いけれど、長生きすれば10年を超えることもあります。それに今の子が旅立ったら、息子と一緒に新しい子を迎えるのも良いかもしれません。

息子に丁寧に向き合いつつ、在宅で無理なく仕事して、穏やかに家庭を回していければいいかな、などと思えるようになりました。

 

治療はおしまいにしよう。
と、旦那としっかり決めないとな、と思いながら、ずるずると年が明け。

2月、

左胸にしこりを発見(新展開!)

次回に続きます。

]]>
採卵中止になりました。今周期の通院まとめ https://pregnantlog.solaniwa.net/2023/10/in-vitro-fertilization2023-6/ Sun, 29 Oct 2023 21:01:17 +0000 https://pregnantlog.solaniwa.net/?p=8530 先日から、採卵のために通院していたのですが、今周期は採卵中止となってしまいました。

排卵日がクリニックの休診日に重なってしまったのが直接の原因だけど、卵胞の育ちがゆっくりで読みにくかったのも遠因な気がします。30代後半、今までなかった色々なことが起きますねー。

そんな今周期の通院を振り返っていきます。

通院1回目(月経周期2日目)

  • 採血:E2 下限以下(10以下)
  • エコー:卵胞がよく見えない(まだ小さすぎる?)

あらかじめ予約を取っていた日で、周期3日目の見込みでしたが、開始が若干遅れて2日目でした。

「卵胞が見えない」という事態が初めてで、エコーを見ながら「閉経!?」とびびりましたね。

立ち上がりがゆっくりなのかも、ということで、とりあえず明日からクロミッドを飲み始めて4日後に再診へ。

あと、AMHも再検査することになりました。(AMH=卵巣予備能を反映する検査。前回は半年前)

通院2回目(月経周期6日目)

  • 採血:AMHのみ(結果は後日)
  • エコー:卵胞、まだ見えない

クロミッドを飲み始めて3日、卵巣はまだシーンとしてます。卵胞が複数見えていれば、どんどん育てと注射を打ち始める時期ですが、クロミッド内服のみで様子を見ることになりました。

この先卵胞が見えてくる場合も、採卵見送りになる場合もある、とのこと。

通院3回目(月経周期10日目)

  • 採血:E2 40くらい(上がってきた!)
  • エコー:右側に1個だけ卵胞が育ってきている。7mmくらい

ゆっくりですが、卵胞が育ってきました。クロミッドを終了して、薬なしで様子を見ることに。
このまま育てば17日目くらいに採卵もあり得るし、ゆっくりだったりしぼんでしまうようなら見送る可能性もあるそうです。

AMHの結果も出て、45歳レベルまで減っていました。(測るタイミングによって変動もするそうですが)
周期の初めに見える卵胞の数としては、1〜2個レベル。この状況だと、卵胞1〜2個でも採卵してみることはままあるそうです。(たくさん育てられるなら、費用的にも体の負担的にも、一気に採りたいんですけどね)

エコーを見ながら、大事に育てて採卵→移植と進めてみるか、1個のために頑張るのは疲れたと感じてやめるか、気持ち的には微妙なラインだな…と思っていましたが、
話を聞いて、それならこのまま採卵へ向かおうかって気持ちになってきました。

通院4回目(月経周期15日目)

  • 採血:E2 200ちょい
       LH 14くらい(まだ排卵前の数字ではない、普段くらい)
  • エコー:右側の卵胞13mmくらい、左は何もない。子宮内膜6.6mm

順調なことを確認できた日。まだ採卵に向けて動く状態ではなく、2日後に再診となりました。

通院5回目(月経周期17日目)

  • 採血:E2 約220
       LH126 →明日にも排卵してしまう数値
  • エコー:右の卵胞17.4mm、子宮内膜8.5mm

クリニック休診日の前日です。卵胞の大きさ的には、休診日明けに採卵でバッチリに見えましたが、LHが上がってしまっていて明日にも排卵してしまう状況。これは止められないので、今回は採卵不可、となりました。
採卵日に向けて息子の送迎のやりくりを考えてたけど、必要なくなっちゃいました。

このあと、高温期のピルは使わず様子を見ることに。次の周期は、月経が始まったら3〜4日目に受診します。

あと、タイミングを取るなら今日、とのことで、一応取りました。何も起きないとは思いますが。(家族みんな風邪気味でしんどいのもあって、シリンジ法を使用)(一回使っているので、旦那の抵抗がなくなっていて助かる!)

そんなわけで、採卵、仕切り直しです。

]]>
タイミングをなかなか取れない根本的な理由、我が家の場合 https://pregnantlog.solaniwa.net/2023/09/timing/ Fri, 29 Sep 2023 21:45:26 +0000 https://pregnantlog.solaniwa.net/?p=8523 息子を妊娠以来、旦那と致したい気持ちが全然盛り上がりません。
妊娠中は、出産まで気が抜けないと思っていましたし、産後すぐは気持ちの余裕がありませんでした。でも、息子が幼稚園に上がった今も、さっぱり気持ちが戻ってこないのです。

「なぜ誘っても逃げるのか」と、旦那にはたびたび聞かれています。先日話したときは、「なぜ仕事の時間はとれるのに、致す時間はとれないのか」とも言われました。

今は↓の2点が大きな原因だと思っています。

  • 時間が合わない
  • 産後に片付けしてくれなかった恨み

理由1:時間が合わない

旦那に対しては、主に時間が合わないことを理由にしています。これは朝型・夜型の体質によるところが大きいです。

仕事は息子が幼稚園に行ってる昼間にできますが、致すのは旦那が仕事から帰ってきた夜。でも、私はその時間、寝ていることも多いのです。
息子と一緒に20時頃に布団に入り、そのまま寝て、4時半とかに起きる。この時間が楽なので、致してて22時を回ったりすると、とてもつらいのです。

私は根本的に朝型体質なので、就寝が20時→22時に変わるのはかなり負担が大きいです。夜型体質の旦那が、普段7時に起きているところ、5時に叩き起こされるのと同等のインパクトがあると思っています。

ちなみに私は、起床を朝5時→3時に変更と言われたら、わりと何とかなります。旦那は逆に、平日22時過ぎに就寝のところ、休日前に1時近くになっても何ともないみたいです。そうした体質の違いがあります。

理由2:片づけの恨み

それでも旦那への愛情とかがちゃんとあれば、何とかして夜に時間を捻出すると思います(代わりに昼寝の時間を何とか確保したりして)。
でも、片付けの恨みが最後の砦みたいになってて、なかなか陥ちないんですよね…これを言うと喧嘩になるので言わないんですが…

妊娠中に「子供が生まれるんだから、山積みの私物を整理して場所をあけてほしい」と何度言ってもやりませんでしたし、
産後も「ハイハイする前に、床になんでも置くのをやめて」「つかまり立ちをし始めたから、テーブルの上に危ないものを置かないで」等、いまいち通じていませんでした。
結局私だけが片付けたり、どかしたり、掃除したり。息子のお世話や授乳で寝不足の中、旦那の顔色を伺いながら物を動かすので、かなり消耗していました。

2人目ができたら、きっとまた私だけが、片付けに頭を悩ませることになります。(今度は息子も理解して手伝ってくれるかもしれませんが)
だから「おまえさんが気持ちいい思いをして2人目ができるなんて許せない」みたいな思いが拭えないのです。

旦那は私の気持ちが盛り上がるのを、それはもうひたすら待ってるようなのですが…
ちょっと難しいよ…!

落とし所はシリンジ法

以上、時間および片づけの恨み、ですね。我が家のレスはこれらが原因だと思っています。

時間に関しては、早朝に旦那を叩き起こして時間を取るのも無しではないですが、朝は息子が起きちゃう可能性があるので、少々リスキーです。
旦那が有休でも取って、息子が登園してる日中に時間を設ければ、2人とも体は楽ですが、そんな簡単に仕事も休めません。

妊活として十分な回数を確保するための、うまい解決策がなかなか無いわけです。私の気持ちもついていきませんし。

そんな中で、直接致さなくてもタイミングが取れる「シリンジ法」を知りました。専用のシリンジで、男性が出した精液を吸い上げ、女性の膣に注入する方法。人工授精を自宅でできる感じです。
現在の私たちがタイミングを取るには、これが良い落とし所だと思っています。(やってみました↓)

]]>
シリンジ法体験談。忙しい人の妊活におすすめ https://pregnantlog.solaniwa.net/2023/09/home-insesamination-syringe/ Thu, 28 Sep 2023 21:44:50 +0000 https://pregnantlog.solaniwa.net/?p=8489 採卵を進めるのと並行して、もう一度まじめにタイミングを取ってみることにしました。(採卵前の周期や、もし風邪を引いたりして移植できない周期に)
今までの経験上、きっと自然に授かるのは難しいんですが、原因が明らかなわけではないので、悔いのないようやってみようと思ったのです。

一番妊娠しやすいタイミングの回数は、「排卵直前の1週間」に「1〜2日おき」に「3〜4回」。これを全て性交渉で頑張るのは、幼児がいる家庭には負担が大きいです。夜に頑張りすぎると翌日に響きますし、早朝は子供を起こしてしまうかも。二人同時に姿を消さなくてもタイミングが取れる方法として、シリンジ法を再度検討しました。

シリンジ法とは、男性に性液を出してもらい、専用のシリンジで吸い上げて、女性の膣内に注入して妊娠を助ける手段です。時間や体力面での負担が少ないことや、自宅でできて通院不要なことが大きなメリット。費用も通院と比べてかなり安く済みます。

旦那が直接性交渉にこだわりがあるっぽいので、シリンジ法を持ちかけるのは、正直気が重かったです。でも、タイミングを取るのは旦那も同意している話。私も致したくないわけではない、しかし時間と気力が足りない。スキンシップと妊娠への手段を分けて考えたい。と少々無理やり納得してもらいました。

シリンジの候補は2つ

市販のシリンジは、あまり選択肢はないです。検索して見つかった3商品を見比べて、以下の2択に絞りました。

①精子観察ルーペ付き:Seed in(TENGAヘルスケア)

Seed inは、シリンジとチューブが一体型なのが特長です。(今回調べた中では、一体型はSeed inだけでした) チューブをシリンジに差し込む手間がないため、取り扱いが簡単ですし、手間取ってあちこち触ってしまう可能性も下がります。

Seed in 公式サイト

購入するなら、3本セットの定期便がおすすめ。定期といいつつ1回でストップしてもOKで、違約金などもかかりません。1回で妊娠することもありますもんね、普通に。

実はSeed inは、1本1,000円程度と、このあと紹介するシリンジに比べて割高です。それでも第一候補なのは、一体型で取り扱いやすいことに加え、定期便に「メンズルーペ」が付いてくるから。これ、スマホのカメラに取り付けると、精子を観察できるんです!さらにiPhoneなら、専用アプリを入れることで、精子濃度などが分析できます。(あくまで簡易なものではありますが)

Androidでも観察だけなら可能。「元気に動いてる!」「意外と少ない?」といった雰囲気はしっかり分かるでしょう。手軽に精子を見てみたい!と興味があるなら、シリンジ法はSeed in一択です。

Seed inはアマゾンや楽天でも取り扱いがありますが、公式サイトの定期コースが一番安いようです(Amazon Payで支払い可能です)。メンズルーペのプレゼントも公式サイトだけです。

公式が最安↓

Seed in 公式サイト

公式以外の取扱店↓

②コスパ重視:プレメントシリンジ(株式会社オンリースタイル)

メンズルーペは別に要らないや、という方は、1本あたりがお安い「プレメントシリンジ」が良いでしょう。わが家は旦那と相談の結果、こちらを買いました。(クリニックで精液検査の際に、精子が泳ぐ様子を見せてもらったことがあるため、「再び見なくてもいいかな」との結論になりました)

プレメントシリンジ 公式サイト

こちらはAmazonや楽天も全て公式ショップで、値段も同じ。シリンジ10本で4,700円です。(2023年9月27日現在) 3周期〜4周期くらいの本数ですね。

1回の排卵での妊娠率は、最大30%程度といわれます。3〜4周期試せば、問題なければほぼほぼ妊娠できると考えて良いので、「これを使い切っても妊娠しなかったら病院に行く」と決めてトライするのも良いかもしれません。

※もし早く妊娠できて余っても、使用期限がないので、取っておいて2人目・3人目の時に使うこともできます。(気が早過ぎますが…)

コスパ重視↓

プレメントシリンジ 公式サイト

こちらもそれぞれ公式ショップです↓

プレメントシリンジのセット内容・使用方法

ここからは、実際に購入したプレメントシリンジについて書いていきます。

プレメントシリンジのセット内容

ダンボール箱に入って、何が入っているか分からない形で届きました。本体も段ボール箱で、思ったより大きいです。

プレメントシリンジの外箱
プレメントシリンジの外箱

中には説明書と器具が入っています。(ひとつ切り取ったので数が減っています)

プレメントシリンジ 箱の中身
箱を開けたところ
プレメントシリンジ 箱の中身
さらに開けたところ

シリンジは、医療現場でも普通に使われている量産品です。特別に開発していないからお手頃価格なのかもしれません。

プレメントシリンジ シリンジ
テルモシリンジ5ml(中口)

注入用のシリコンチューブは独自のもの。このあと出してみますが、けっこう細く、先端は丸く、ハリがあるのに柔らかいです。挿入のストレスがなさそうです。

プレメントシリンジ カテーテル
シリコンチューブ(カテーテル)

精液採取用のカップは折りたたみ式です。1枚ずつ取り出して、広げて使います。(後で広げてみます)

プレメントシリンジ 精液採取カップ
精液採取カップ

プレメントシリンジの組み立て方

シリンジとシリコンチューブは、接続部位を手で触らないよう注意して接続します。シリコンチューブの外装は、透明な部分が少し硬いので、折り曲げるようにして接続部位を出す形です。

プレメントシリンジ カテーテルを開けたところ
シリコンチューブを開けたところ
プレメントシリンジ シリンジとカテーテルを開けたところ
シリンジも開けた

一人で撮影しているので片手で持ってますが、実際には両手でうまく組み立ててください。

プレメントシリンジ カテーテルを接続する様子
シリンジにシリコンチューブを接続

シリコンチューブの穴が小さいので、力を入れてぐりぐり押し込む必要があり、少し大変です。でも、このおかげで「体内に挿入しても誤って抜けることはないだろう」との安心感があります。

プレメントシリンジ シリンジとカテーテルを接続したところ
接続完了

シリコンチューブは、細くて先端の丸いチューブです。台に置く時は、外装に挿して、あちこち付かないようにすると良いです。(静液を吸い上げる前でも、です。体内に入れるので清潔に取り扱いましょう)

プレメントシリンジ 使用準備完了
シリコンチューブ先端の様子

精液採取用のカップは、手で広げて使います。こんな感じ。

プレメントシリンジ 精液採取カップ(開いたところ)
精液採取カップ(開いたところ)

カップが使いにくいと感じたり、折れ目に精液が溜まってしまって吸いにくい場合は、撥水性能の高い「1滴も無駄なく集められるシート」を試してみると良いでしょう。以下の公式ショップ全てで取り扱っています。

プレメントシリンジ 公式サイト

実践!(予習しとけば良かった!)

私たちは2人とも、仕事でシリンジを取り扱うことがあるので、あまり説明せず旦那に渡し、自分もぶっつけ本番で注入してみました。

…が、多少手間取ったので、やっぱり予習が必要だったようです。
(2人で顔くっつけながら予習したら、一体感が高まる効果もありそうですよね。どうだろう?)

準備:シリコンチューブはあらかじめ付けておく!

当日は、まず旦那が一人でシリンジを準備して、トイレに置いといてくれたのを私が引き継ぎました。
シリンジ先端を袋に戻して、あちこち付かないようにしてくれたのは良いのですが、シリコンチューブが付けてありません。

大きな問題はないんですが…

この順番だと、シリコンチューブが滑ってなかなか付かないです。外れないようにギュムーーっと押し込むサイズになっているので、注射針を接続するのは慣れているはずの私も手間取りました。(眠かったのもありますが)

シリコンチューブは手順通り、最初に付けておきましょう。

注入操作:とても楽!!

シリコンチューブはタンポンより全然細くて、入ってるか分からないくらい楽でした。奥に当たる感じもいまいち分からないので、しっかり届いているか少し不安もありましたが、チューブが全て体内におさまったところで注入すれば問題ないようでした。

注入後、垂れてくる感じはするので、すぐ横になれる環境が良さそうです。もしくはベッドに横になって注入するか。

そして、注入前後に何もすることなく、すぐ寝れます!ありがたい!
事前に気分を高めるとか、高める元気がないから潤滑剤などを用意するとか、
終わってから「眠くて起き上がれない…トイレも行きたい…」なんぞとモタモタごろごろとか、
何もしなくてOK。
負担が!少ないです!

器具の廃棄:燃やすゴミへ

シリンジは、素材としてはプラスチック+シリコンです。分別はプラスチックかもしれませんが、用途が用途なので、不透明のポリ袋に入れて燃えるゴミに混ぜました。汚れの強いプラスチックは燃やすゴミなので(横浜市の場合)、これで問題ないと思います。

シリンジ法、やってみて良かった

シリンジ法、私は大変良いものだと思いました。子供を寝かしつけながらでもタイミングが取れましたし、体力面の負担もかなり少ないです。早く買ってたら、もっとタイミングとれてたと思います、本当に。

しっかりタイミングを取ってこそ妊娠に近づきます。しかしタイミングが負担になって、パートナーとギクシャクしたり、日常生活が回らなくなっては本末転倒です。

パートナーとの考え方の違いで、難しい面もあるかもしれませんが、いま妊活で悩んでいる方にはぜひ、シリンジ法を選択肢に加えてほしいです。

プレメントシリンジ 公式サイト

こちらもそれぞれ公式ショップです↓

]]>
もう一度採卵に挑戦します。前回の費用まとめと、準備のための受診メモ https://pregnantlog.solaniwa.net/2023/09/in-vitro-fertilization2023-5/ Thu, 21 Sep 2023 04:36:46 +0000 https://pregnantlog.solaniwa.net/?p=8486 色々考えた結果、もう一度採卵→移植をやってみることになりました。

決めるまでの流れと、採卵の前周期の受診についてメモっていきます。

前回の採卵〜移植の費用を振り返る

採卵を再びやるか考えるにあたって、前回の採卵・移植にかかった費用をざっくり集計してみました。

保険適用の自己負担額で、

・採卵約10万円

・移植約10万円

思わず姿勢を正してしまう金額ですが、これでも保険のおかげで安くなったんですよね…と思っちゃうのが怖いところです。

しかしながら、我が家の家計から出せない額ではない。もう一回くらいなら。

そして、私も旦那も、少々諦めがついていない。前回は凍結に至った受精卵が1個だけで、あっという間に移植まで終わってしまったので。

ということで、もう一度だけ採卵に挑戦してみよう、との結論になりました。

採卵の前の周期に受診

どうせやるなら、採卵前からピルで整えて臨むのが良いのかな、と排卵前のタイミングで受診しました。この排卵に合わせてシリンジ法を併用して、万一自然妊娠したらラッキー!という構えです。(多分しないけど)

クリニックを受診したのは、月経周期12日目。エコーと採血の結果、排卵が近づいているけれど、LHサージはまだ来ていませんでした。

そこで、周期を管理するために、「本日夕方にブセレキュア点鼻薬3プッシュ」の指示が出ました(前回の採卵で処方された残りを使用)。時間は18時〜20時くらいで適当で。採卵前と比べて大変ゆるいです。タイミングを取るなら、明日がちょうど良い、とのことでした。

ブセレキュア使用後、周期17日目〜26日目までピルを服用(プラノバールを夕食後に1錠)。すると30日目〜31日目頃に次の生理が始まる見込みです。

再診は33日目(次周期の3〜4日目)。このときの卵胞の数で、採卵に向けて投薬を進めるかどうか、再度判断することになりました。(徐々に減ってきているのは確かなので)

こんな感じで、人生最後かもしれない採卵に向けて、準備が始まりました。息子が風邪ひかないことを祈りつつ、粛々と進めていきます。

]]>
一旦リセット完了 https://pregnantlog.solaniwa.net/2023/08/2nd-reset/ Sun, 13 Aug 2023 11:29:10 +0000 https://pregnantlog.solaniwa.net/?p=8483 8月上旬、HCGが下がっていたことを確認してから9日後の受診日です。この日までに、生理が始まって、ほぼ終わりました。診察の結果、ホルモン値も子宮内も、問題なくリセットされていました。

夏休みなので一旦休みます

最短だと、来週末くらいに受診してピルで整え始めれば、9月なかばくらいに採卵が可能です。が、いったん休みにしました。

夏休み中〜休み明けの予定調整は大変ですし、そもそも再度採卵してみるかどうか、旦那と話ができていません。年齢的には、のんびり考えてる時間もあまりないのだと思いますが(38歳になりました)、焦って生活がお留守になっても困るので…

卵巣の状態はあまり変わらない模様

ちなみに、

現在卵巣内で育ってる卵胞の数は、左右合わせて3個ほど。5~6mmでまだ小さく、次回の排卵はゆっくりかもしれません。

今年4月に採卵した時は、生理中のエコーで同じような大きさの卵胞が4個くらいで、その後投薬で増えて育って、4個採卵できました(うち凍結まで至ったのは1個でしたが)。排卵は周期16日目で、最近の私にしてはゆっくりでした。

比べると、卵巣の状態としては、4月とそんなに変わっていない印象です。

もう一度やるかどうか、ちょっと考えます

なんか今になって、妊娠したかったなーっていうのがぶわーっと来てますね。

息子が赤ちゃんの頃、コロナでろくに人に会わせられなかったので、追体験したい。

息子と一緒に赤ちゃんを愛でたい。

新生児服をお下がりで賄いすぎたから、自分で買いたい。

色々ありますが。

どんな性格の子が出てくるか分かんないから、めちゃくちゃ大変かもしれませんが…

もう一度採卵から挑戦するか、どうするか。

掛かった費用も横目で見ながら、旦那と相談します。

]]>
着床しただけで去っていきました https://pregnantlog.solaniwa.net/2023/08/2nd-4w-2/ Sat, 05 Aug 2023 07:53:51 +0000 https://pregnantlog.solaniwa.net/?p=8470 4週で着床判定プラスとなった次の受診日が来ました。8月に入ってすぐの日です。

判定時にHCGが低めだったものの、その後も出血・腹痛といった体調変化はなく、大変落ち着いているので、まあ育ってんじゃないの?とゆるく考えてました。が、そうでもなかったですね。

採血結果

採血の時には「結果が出てからエコーをするよ」と言われましたが、エコー省略で先生との話に呼ばれました。

結果、HCGが13くらい。

妊娠継続してれば2,000を超えてきてるはずでしたが、完全に下がっていて、着床したけど育たなかったパターンでした。

今はホルモン剤で子宮内膜が維持されてる状態ぽいです。これにて服薬中止とするため、3〜4日後には生理が来るだろうとのこと。

現象としては、いわゆる化学流産です。臨床的には妊娠まで行っておらず、生理が少し遅れてきただけ、という状態。今回はかすっただけでした。

来週再診

次回は生理がきたことの確認と、黄体ホルモンが下がったことの確認があります。
9日後で予約したけど、ずらすことも可能だそうです。(来週のどこかで来れますか?という聞き方をされました)

再び採卵にチャレンジするとしたら、最短で8月中ですが、準備期間にクリニックのお盆休みが重なる気配がします。
加えて、私は帰省を計画中。実質、最短で9月かな、と思います。

いったん休憩〜!!

妊娠順調ならやりたかったこと

着床しただけで去っていったこと自体は、そんなにダメージ食らってないと思います。そもそも確率の世界だし、私の年齢もまあまあきてるし、仕方ない、想定の範囲、という感じ。

ただ、今後のスケジュールの組み直しをあれこれ考えてしまったので、そのエネルギーのやり場には困ってます。考えてたことが白紙に戻ってしまった徒労感や、疲れたーって感じもあります。

こういうときは、書いて供養するに限ります!

8月の帰省を再検討

妊娠が順調なら、お盆時期の帰省はキャンセルしてたでしょうね。

つわりも始まるでしょうし、もし出血とか始まってしまった場合の対応も大変になってきますし。

外部サービスを頼る準備

一人目の時のつわりがまあまあ重かったので、今回も同じ可能性があります。息子の面倒と家事を、一部外注する必要が、きっと出てきます。つわりが本格化する前に、最初の相談をすべしと思っていました。

ファミサポ

地域の方に、子どもを預かる有償ボランティアを頼めるシステム。受診時の預かりと、幼稚園送迎のサポートに入っていただく想定をしていました。
子育て支援拠点に併設の事務局へ相談です。

産前産後ヘルパー

横浜市の補助で、産後および第二子以降の産前に、家事・育児のヘルパーさんを安く頼めます。つわり中・妊娠後期・産後に家事をサポートしていただく想定でした。
こちらは区役所で相談するので、ついでに下の子の保育園をどうするかも、早めに一度相談してみたかったです。

幼稚園の預かり

息子の幼稚園の預かり保育。妊娠したら、仕事してる人に準じて無償利用の枠に入れて、旦那が送迎しやすくなるかもしれません。しかし、預かりをしない日の集団降園に入れなくなるかもしれないので、どうバランスをとるか、一度園に相談です。

つわりに備えて栄養剤を調達

つわりであまり食べられないからといって、素直に食べないでいると、てきめんに体力が落ちて回復に苦労します。
と、第一子で学んだので、第二子ではもう少し無理やり食べる方針で行きたいです。少ない労力で、糖質もアミノ酸もバランスよくとれる栄養剤がほしい!

カロリーメイトゼリーがバランス良くて素敵なんですが、ビタミンが豊富に(1日の1/2量)入っているため、1日1本しか飲めません。他の栄養剤も探すべし。たんぱく質豊富なヨーグルトなんかも良いかもです。

サマリーポケット整理

妊娠したら、宅配預かり(サマリーポケット)に預けている妊娠・出産用品も整理したいです。手始めにマタニティ服の箱を取り寄せて、どれを着るか整理。今回の妊娠タイミングなら、夏服はほぼほぼ使わないと想像していました。入れ違いに、息子の90cmの服とかを預けるつもりでした。

片づけ

つわりが抜けてきたら、片づけを順次行います。

まず、家の中に場所をもっと空けます。私のマンガとかも宅配預かりに送ろうかな。

ベビーベッドの置き場所などは、妊娠後期に入ったくらいで確定したいと思います。

ベビーグッズのレンタルを早めに手配する

使用期間が限られる大物ベビーグッズは、基本的にレンタルを検討します。

ベビーベッド

わが家にはウサギがいるので、リビングで赤子を寝かす場所は、膝の高さより高くしておきたいです。息子も顔を覗けるよう、低めのベッドがよい気がします。サイズは場所を取り過ぎないハーフサイズで。寝返りができる生後6カ月頃まで使用見込み。

バウンサー

日中、うまく自分で揺れててくれたら楽じゃないかなあ…と思うので、レンタル想定。お風呂の待ち場所としても便利です。

腰がしっかりすわって活発に動くようになる、生後8カ月くらいまで使用見込み。合わなければ早めに返却も視野に入れます。

ベビーカー

新生児から乗れる、かつ、幼稚園児の息子も座れる機能があるもの。体がしっかりしてくる10カ月〜1歳頃まで使用見込み、以降は身軽なバギーに切り替えられたら良さそうです。

ただし、店頭で実物を見てみて、3歳〜4歳まで使い続けそうなら購入も視野に入れます。

今後の予定を立てる

以上のようなことを考えながら、まずは出産までのスケジュールを、余裕を持って立てたいです。
幼稚園の行事を旦那に代行してもらう算段も必要です。終業式付近に出産になりそうなので、その頃の預かりとかもどうするか?

向こう3年くらいの見通しも立ててみたいです。みんなが何歳になってるか考えつつ。
3年後だと息子は小学生、私は40代に突入です。旦那はぼちぼちアラフィフですね。

 

…と、いろいろな見通しを、どばーっと考えてました。うん、これがひっくり返ったら確かに徒労感あるわ。

数年後の見通しは、再度妊娠するかどうかに関わらず、近いうちに立ててみたいです。

]]>
着床した!HCG値と、妊娠超初期で旅行に行く是非 https://pregnantlog.solaniwa.net/2023/07/2nd-4w/ Thu, 27 Jul 2023 03:11:23 +0000 https://pregnantlog.solaniwa.net/?p=8465 さて、妊娠判定です。妊娠成立してなければ、判定日の前日くらいに生理が始まる計算でした。

が、全く出血や腹痛が始まらず、体調は落ち着いています。どうやら着床した気配です。

受診の結果

妊娠判定は採血のみでした。結果、HCGが109だったかな。普段は0付近で、妊娠成立するとぐいぐい上がってくるホルモンです。

…着床、しましたねえ。排卵日から数えると、判定日時点で4週1日です。(後日エコーで胎のうの大きさを見て、正式な妊娠週数が決まる見込みです)

ただし、本当は一昨日くらいに100前後が目安で、今日はもっと上がっているべきだそう。心配なので3〜5日後に再検査、と言われましたが、その日には前々から旅行の予定を入れてしまっていました。

「受診…来れません…」と主張し、再診は8日後に(土日も挟むので)。今周期は身勝手な患者全開です。

妊娠超初期の旅行をどう考えるのか

「妊娠中に旅行に行っていいの?」「いやダメでしょ!」って議論、SNSでたびたび目にしますが、自分がやらかすとは思ってませんでした。

一人目を授かるまでに散々時間がかかったのもあって、「妊娠するかどうかは気にせず予定を立てる」をモットーにしていたのですよね。移植直後の時期に家族旅行を入れてたのはそういうわけです。

4泊5日、新幹線にたくさん乗る旅。息子が大変楽しみにしているので、今回は優先してやりたいのです。無事に妊娠継続すれば、この先色々我慢させることも出てくるでしょうから。

この時期の流産は母親の行動は関係ない

妊娠超初期の今は、多少安静にしていたところで、私たちの預かり知らないところで流産するときはします。自然妊娠したときも、移植後にホルモンをがっつり補充したときも、流産するときはしました。そして、半分あきらめて動き回っていた周期に、順調に妊娠が進んで出産まで至りました。

そもそも妊娠4週(月経予定日直後)なんて、自然妊娠なら気づいてない場合も多い時期です。出血しているわけでもなく、自然妊娠なら気づかないであろうほど体調が落ち着いているなら、今から心配しすぎても仕方ない。むしろ今が旅行のラストチャンス、くらいに思っちゃってます。

先生は嫌な顔してましたけどね…移植後は出血する場合もあるんだからね、とハッキリとは言われませんでしたけど…

旅行先で体調を崩したときのリスクは?

旅先で体調を崩したらどうすんの、というのはまあ、ありますよね。旅先の医療機関に迷惑かけるかもしれないし…何も言えません、ごめんなさい。

ただ、もし妊娠が進んだ状態で旅行して、安静だ早産だとなってしまうと、入院した病院から動けなくなったり、早産した赤ちゃんを動かせなくなることもあり得ます。
一方、今なら出血したとしても、生理に毛が生えたくらい(たぶん)。つわりもまだ始まりません(一般的には)。

なのでやっぱり、息子が超絶楽しみにしている旅行を取りやめるほどではない、と思ってしまうのです。ちなみに新幹線での移動が長いし、旅先でも路面電車やケーブルカーに乗るので、一日中歩き回るような日はないです。…五十歩百歩としか言いようがないですね、ハイ。

5週以降に旅行するのは控えます

ちなみに来月には帰省も予定していますが、この頃には胎のうの確認が済み、妊娠7週に差し掛かる時期。つわりが始まっている可能性も高いです。

なので、妊娠が順調ならば、帰省はキャンセルの方向です。どうなるかなあー。

かぶれてたエストラーナテープは変更へ

そうそう、前回どんどんかぶれが強くなってたエストラーナテープですが、先生に以下を伝えたら中止になりました。

  • かぶれて真っ赤になる
  • テープを剥がした後ではなく、貼っている最中から赤くなる

で、飲み薬に切り替わりました。
ジュリナ錠0.5mg、1回1錠、1日2回朝夕食後。
特に問題なく飲めています。

さて!とりあえず旅行に行く!帰ってきたらひとまず再診、それからまた考えます。

]]>
胚盤胞移植してきた。受診スケジュールや薬の話 https://pregnantlog.solaniwa.net/2023/07/in-vitro-fertilization2023-4/ Sat, 22 Jul 2023 21:22:00 +0000 https://pregnantlog.solaniwa.net/?p=8452 4月に凍結保存した胚盤胞を、先日やっと移植しました!

予定は6月でしたが、受診するタイミングで家族で風邪を引きこんだため、無理せず遅らせました。採卵の通院中に体調を崩さなくて良かったなー、と改めて思います。

今回の移植周期のスケジュールと、膣錠が変わった話やテープかぶれの話などをします。

移植周期の受診スケジュール

今回は、月経周期12日目頃に受診するよう言われていました。結果的には移植までに3回、移植を含めて4回受診することになりました。このあと妊娠判定があります。

月経周期排卵日を0とした日数採血エコー診察投薬
11-5E2ありありなし
15-1E2
LH
ありありウトロゲスタン膣用カプセル200mg3C3× 開始
182プロゲスケロンなしなしエストラーナテープ0.72mg1枚/隔日 開始
204なしあり(移植時に)ありウトロゲスタン継続
エストラーナテープ継続
3115あり(妊娠判定予定)
今回の移植スケジュール

周期初診の日は、まだホルモン値が低く、卵胞や子宮内膜もあまり育っておらず。排卵までもう少し掛かりそうとの見立てでした。

その次、15日目の受診で、ちょうどLHサージが起きていて明日にも排卵するだろう、との見立て。ここで移植日が決定し、黄体ホルモンの膣錠も開始になりました。LHサージがまだ出始めならば、確実に排卵させるために点鼻薬の指示が出るのですが、今回は自力で十分上がっていたので点鼻薬は無しでした。

18日目、膣錠の効果が出ているか、採血で確認。問題なかったので、看護師さんから追加のテープ剤をもらうだけで終了でした。(以前は、SEET法という前処置を行いましたが、保険では行わないそうです)

20日目、移植当日。18日目に問題なかったことから採血は省略です。エコーで子宮内膜の厚みは十分のようでした。

妊娠判定は、本来は移植から1週間後とのことです(今回だと周期27日目)。ですが、この時期すでに息子が夏休み。ちょうど夫の仕事の都合がつかず、ファミサポなどを頼んでまで合わせるべき受診日でもないため、事情を話してずらしてもらいました。

というわけで、移植した!

今回も、処置室にいたのは5分少々では?という早いものでした。初めて移植を受けたときの記事↓に、当日の流れが詳しく書いてありますが、5年を経ても流れはほとんど同じでした。SEET法は省略でしたが。

あとは今回は、手術着を着るときにブラトップ程度なら着てて良かったのと、処置後の安静が10分に短縮されてたのが小さな違いです。

薬に振り回される

ウトロゲスタンカプセルとエストラーナテープ

今回、ウトロゲスタン膣用カプセル(手癖で膣錠と書いてますが正確にはカプセル)と、エストラーナテープを使っています。カプセルは初めましてで、テープは使用経験ありです。が、どっちも色々と面倒が起きてます。

ウトロゲスタンの時間が合わない

移植前に開始した膣錠、1日3回なのは良いのですが、時間を15時〜18時・23時・7時と指定されました。私は現在、21時に寝て5時前に起きる生活をしているため、23時が大変つらいのです。

最初は「移植の時間に合わせている」と言われて、23時に頑張って起きていましたが、2日くらいで寝不足がひどくなってきてギブアップ。眠くても普段の時間に目が覚めてしまうし、息子も起きるしで、夜中に起きた分朝寝すればOKとはいきませんでした。

季節は猛暑、寝不足は熱中症のリスクです。薬の時間より健康が大事!2日間も真面目に使ったんだから、もう定常状態でしょ!多少ずらしても平気平気!

というわけで、5時・13時前後・20時〜21時、と勝手に決め直したら無理なく続けられています。

ウトロゲスタンが溶け出てくるのが不快

以前使っていたのはルティナス膣錠で(こちらはほんとに錠剤)、出てくる溶けカスは水性のものでした。

今回のウトロゲスタンはやわらかいカプセルで、出てくるカスは油性。これがベッタリして、まあまあ不快です。おりものシートを付けているのですが、油性の液体は貫通しやすいようで、時々ショーツまで染みてきます。面倒だようううう。

挿入自体は、慣れれば寝ぼけながらでも入れやすくて良いんですけどね。ルティナスのようなアプリケーターがないので使いにくいかと思ってましたが、そうでもありませんでした。ただ、使うたびに手を洗う必要があるのは、冬場はつらいかもしれません。

エストラーナテープがかぶれる

エストラーナテープは、以前4回にわたって移植を繰り返したときにも、毎回使っていました。当時は一切かぶれた記憶がないのですが、今回はどんどんかぶれが強くなっていってて頭を抱えてます。

1枚目は、剥がして翌日くらいから赤くなり始め、2日後くらいがピークだったでしょうか。2枚目はほとんど赤くないので油断してたら、3枚目を剥がした後に同時に赤くなり始めました。なんでやねん。

4枚目は貼って2日目で赤くなり始め、夕方はりかえの予定を朝はがしちゃいました。5枚目は貼り通してみましたが、そーっとはがした今、めっちゃ赤い&かゆいです。

最初は剥がし方が悪かったのかと思ってましたが、日に日に反応が早くなってるので、剥がすときの皮膚刺激がどうこうよりは、皮膚に吸収された薬剤が反応してるように思います。

(テープの添加物が変わって合わなくなったって事はある??とも疑って久光製薬のホームページを探してみましたが、用法用量やパッケージが変更になったお知らせしか出てこないので、テープ自体は以前使ってたものと全く同じようです。同じなのにこんなに反応変わることあるんや…)

手当てとしては、保湿剤+ステロイド軟膏。冬場の手荒れにも使ってる手持ちのステロイドを、赤い部分に塗っちゃってます。ステロイドを塗って4日くらいでかゆみがほぼ消える感じです。(その後も跡は残ってますが)

あとは、テープを剥がした後だけでなく、貼る前にも保湿剤。最初から保湿しておけば少し違ったのかもしれませんが、分かんないですねえ。汗のせいもあるかもな、暑すぎるからな…

本当は真っ赤っかになってる時点で受診すべきなのですが、息子同伴で近所の皮膚科に行くのも面倒なので、妊娠判定のときに相談する予定です。

移植後の体調

正直なところ、猛暑すぎて多少の体調変化はかき消されてしまう状況です。何しろ最高気温36度とか言ってる日に、幼稚園の自転車送迎をしているので、気を抜くと簡単に熱中症になりそうです。てか、既に何度かなってる気がします。普段よりも体がポカポカしてるかどうか、なんてさっぱり分かりません。

一応、空腹時に気持ち悪さが強い気もしますが…

  • 軽い熱中症
  • ホルモン剤の副反応
  • いつもの高温期の振れ幅の範囲
  • 早すぎる悪阻

さあどれだ!?って感じですね。妊娠判定日には分かることなので、あまり気にしすぎず過ごしたいと思います。2人目はそんなに手をかけられない、を早くもやってる気がします。

ちなみにお会計について、「妊娠判定の回からは自費になる」といわれました。不妊治療は保険がきいていましたが、妊娠成立すると妊婦健診の仲間になるため保険外なんですね。医療保険がそういう仕組みなので仕方ないですが、なんだかハシゴを外される気分です。

※妊娠成立していなければ、たぶん保険適用のままです。たぶん。

]]>